「リベラル読解研究」が気になったのでメモ。

Y-SAPIXさんのカリキュラムに「リベラル読解研究」と呼ばれるものがあるらしいです。

 

まぁ,引用になりますが。

「リベラル読解」は、リベラルアーツ(liberal arts)にちなんで名づけられた教科名です。

リベラルアーツとは、「人を自由にするための学問」。その起源は古代ギリシアにまでさかのぼります。奴隷ではなく、自由人であるために必要な科目、それがリベラルアーツです。

その内容は「自由七科」と呼ばれ、言語に関わる「文法・修辞学・弁証法(論理学)」の「三学」、および数学に関わる「算術・幾何・天文学・音楽」の「四科」から成ります。

現在では、これらは大学の教養課程として、自然科学、社会科学、人文科学を包括する幅広い教養としてとらえられるようになりました。

東大や医学部で学ぶためには自発的、積極的な学びの姿勢が欠かせません。広い分野への関心と探究心を持つことが、疑問を持ち、問いかけ、究めるという姿勢につながります。

東大や東京医科歯科大学が教養学部や教養部の存在を誇る理由も、そこで「学ぶための姿勢」を持った学生をきちんと育ててきたという実感にあるのではないでしょうか。

中学校、高等学校の段階から、さまざまな分野の重要な文献、古典に直接触れ、それらを少人数でじっくりと精読し、それに関して活発に討論する。そして、その成果を自分なりに文章にまとめる。

そのような作業を通して、受信力と発信力の双方を備えた「自由な」人間形成を図る。それがリベラル読解研究の理念です。

特定の科目の枠に縛られることなく、東大・医学部入学後にも役立つ、ほんとうの「学力」を身につける場。自発性、積極性にもとづく真の「学び」を実現する場。それが「リベラル読解研究」です。

 

どんな内容なのか,気になります。

 

1.授業内容を扱った記事

 

一定期間が過ぎると記事が消されると思いますので

こちらも引用。

「女性が死の間際に、生きる意味を考えられたのなら、幸せだったのではないか」「でも、死んだら意味がない」――東京大学を目指す高校生たちが学ぶ東京・代々木の塾「Y―SAPIX(ワイサピックス)東大館」で、7月22日の夜に行われた「リベラル読解研究」の授業。

高校1、2年の男子4人と宮田直樹講師(28)が1冊の書物をめぐって意見をぶつけ合っている。

同書は、精神医学者のビクトール・E・フランクルが、第2次世界大戦中のユダヤ人強制収容所での過酷な体験をつづった『夜と霧』(みすず書房)。すでに全員が自宅で読み通してきている。

宮田講師は、論点を示して「どう思いますか」と発言を促したり、議論を整理したりするが、決して自分の意見を押しつけない。この日は、前回からの議論をまとめた後、各自が小論文を書いて発表し合い、2時間に及ぶ授業を終えた。

宮田講師は「答えは一つではない。読解を深めるための問いは出すが、答えを誘導したりはしない」と話す。

同館は昨年9月、予備校の代々木ゼミナールグループが開校。「リベラル読解研究」は、その中核科目に位置づけられている。東大入試で全教科を通じて求められる読解力や論理的な思考力、表現力を養成するのが狙いだ。

夏期講習などを除き、1冊の本を2か月かけて学ぶ。授業は隔週で計4回。最初に筆者の主張を確認した上で、生徒同士で議論しながら自分の考えを深め、最後は小論文を書き上げる。文章や資料から情報を取り出して解釈し、熟考・評価するPISA型読解力に通じる学習だ。

1クラス12人以内の少人数制。生徒一人一人が十分に発言できるようにするためで、このゼミ方式で、高校生には難解と思われる本も読みこなしてきた。受講料は2か月で1万6800円と安くないが、塾生約180人のうち約50人が参加しているという。

開成高校2年の福田亮太君(17)は「読解力や発言力がついてきた。国語の授業ではこうはいかない」とほほ笑む。

同館の飯田達朗副館長(29)は「東大合格には、3年間かけて読解力や表現力を養う必要がある。これまでにない画期的な授業に、親の期待も集まっている」と話す。

今春開校したY―SAPIX医学館、同京大館(大阪市)にも、「リベラル読解研究」が導入された。PISA型学力は、大学受験でも存在感を見せている。(石塚公康、写真も)

記事ではPISA型学力との関連で記載されてるんだけど

Y-SAPIXさんはどの程度意識されているのか,気になります。

入試の傾向が変わっても揺るぎない「力」を育もうとしているのかな

って個人的には感じています。

 

2.「リベラル読解研究」で使用された本

高校生に読んで欲しい本として選定されているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒のターゲットが東大や医学部受験を考えてる層だということを考えて

この選定なのかもしれません。

 

私の勤務校のような「普通の学校」でも

ある程度いけそうな感じはしますが

読んだ先の思考過程や発信に

差が大きく出るかもしれないなと感じました。

 

この実践が,どのような効果をもたらすのか

可視化しにくい部分があるとはいえ

非常に気になります…

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