新課程1年間の反省と今後(3)

とりあえず3回目です。

数学・理科以外の教科は来年度(ていうか来月)から新課程となり
完全新課程の学年になります。

新課程についての研修会,説明会等に参加した中で
自分が理科(生物),情報,小論文の授業に活かせる
他教科の新課程の動きを備忘録としてメモしていきます。

1.現代社会

(1)生命倫理について

生物の授業や小論文の授業に関連しそうですね。

  • 臓器移植に関して,より詳細化。臓器移植と再生医療,わたしの身体はわたしのものかなど,脳死を死と認めることを前提とした説明がなされている。
  • ES細胞とiPS細胞の違いについて説明するなど,再生医療に関する説明が増える。
  • 臓器移植,安楽死・尊厳死,クローン技術等はきちんとおさえるべき。

(2)「調べ学習」について

情報の授業はもちろんのこと,授業の進め方にも関連できそうです。

  • 調査方法として,図書館,博物館,新聞,インターネット,アンケート,インタビューが扱われる。
  • 統計・図表の読み方が扱われる。
  • 調査した内容を踏まえ,情報整理術,レポート・小論文作成,プレゼンテーション,ロールプレイ,ディベートが扱われる。

(3)幸福・正義・公正について

小論文でしょうか。医療従事者として人生を捧げるために必要な要素だと考えます。

  • 社会のあり方を考える基盤として幸福・正義・公正を理解させる。
  • 理解したことをもとに,プライバシー,地球温暖化対策,遺伝子組み換え,資源・エネルギー問題などを考えさせる。

2.英語

大学入試頻出テーマから見た語彙という部分で,環境問題・科学技術に関するものは,授業内で取り上げてもいいかもしれないと思いました。

astronaut / atomic / biofuel / browse / clone /  coal / computerized / conservation / destruction / dioxide / diversity / drought / ecologically / effect / email / environmental / extinction / farmland / fossil / fuel / garbage / gas / greenhouse / Internet / network / nonrecyclable / nuclear / pollution / preserve / radiation / recycle / reforestation / resource / reuse / rubbish / solar / sustainable / twitter / upload / website

鹿児島県の公立高校入試などを見ても
教科横断的な思考を意識した出題がなされているように思います。

授業のデザインを見直す必要があると感じますね。

あとは,将来に向けてのビジョンづくりとそれに向けてどう努力するか?かなぁ。

大学入試じゃないんだけど

自分にとってV(ビジョン)とは何か?W(Vを実現するための活動)とは何か?

志望理由書や面接の有無にかかわらず,大事な要素だと思いますね。

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小論文のネタとしてメモ

理科(生物),情報の授業を主に担当しているのですが
医療系を目指す生徒たちに小論文について教えることもあります。

小論文を教えるときのネタのリンク集を,備忘録として。

1.基礎的な用語集

河合塾の医進塾に会員制コンテンツですが医療用語の解説があります。

2.医療従事者向けのWebサイト

これもとりあえずおさえています。

3.医療系のニュース

ド定番ですw

4.自分の中のメモ

ネタになりそうな記事を見つけてはツイートしています。

今の勤務校では受験に関係する生徒はほとんどといっていいほどいないのですが
昨年の医学部,歯学部のテーマについても,まとめています。

医学部入試小論文のテーマをメモ

5.その他,関連して

書き方については,こちらが参考になると思います。

江下先生による「小論文の書き方」まとめ

また,面接も含めた対策については,こちらのツイッターアカウントが参考になります。

看護学校入試対策-面接・小論文・国語

というわけで,備忘録でした。

そして,古い本なんですが
以下の2冊は医学部志望,歯学部志望の受験生は必読と言われてますね。

新課程1年間の反省と今後(2)

前回の記事の続きです。

ご存知の方も多い通り
高校の新課程生物は
「生物基礎(2単位)」と「生物(4単位)」から構成されています。

駿台予備校で行われた教員向けの研修会や
河合塾で行われた新課程の研究会などでは
それぞれの科目は次のように位置づけされています。

  • 生物基礎→日常生活,社会との関連からのアプローチ
  • 生物(混同を避けるため,以下「基礎なし生物」)
    →遺伝子的背景,分子レベルからのアプローチ
    →日常生活に見い出しにくい「しくみ」の理解

河合塾のこの記事が参考になるかもしれません。
「新課程研究会レポート」

1.発展項目の問題

1年間,生物基礎の授業を実践し
できたこと,できなかっことを確認しながら
備忘録を兼ねたのが前回の記事だったのですが
フォローしたかったことが1つ。

生物基礎は発展の項目が多いけど
基礎なし生物と被ってる部分の指導について
方向性を明確にしなきゃ。

そこで,生物基礎で発展として扱われる内容が
基礎なし生物で扱われるかどうかについて
上記の研修会・研究会で学んできましたので
メモしていきます。

(1)生物の特徴

  • 生物の分類の単位→(基礎なし生物で)扱われる
  • 分子系統樹→扱われる
  • 細胞膜の構造とはたらき→扱われる
  • 電子顕微鏡で見られる細胞の微細構造→扱われる
  • シアノバクテリアの内部構造→扱われない
  • 酵素の働きと外的条件→扱われる
  • 酵素の基質特異性→扱われる
  • 光合成の過程→扱われる
  • 呼吸の過程→扱われ
  • 発酵の仕組み→扱われる
  • 細胞内共生と細胞小器官の膜構造→扱われる

(2)遺伝子とそのはたらき

  • 塩基の相補性を支える結合→扱われる
  • タンパク質の構造→扱われる
  • 遺伝情報とアミノ酸の配列→扱われる(参考として)
  • RNAの種類→扱われる
  • タンパク質合成の過程→扱われる
  • タンパク質合成と遺伝情報の変化→扱われる
  • 遺伝情報の逆転写→扱われる(発展として)
  • 原核生物のDNA→扱われる
  • 減数分裂とDNA量の変化→扱われる
  • DNAの複製→扱われる
  • 細胞の分化と遺伝情報→扱われる
  • 発生と遺伝情報の発現→扱われる
  • パフの位置と変化→扱われる

(3)生物の体内環境

  • 血液凝固の仕組み→扱われない
  • 細胞内液の組成とその維持→扱われる
  • 海水生硬骨魚の体液濃度→扱われない
  • レーウィの実験→扱われない
  • ホルモンの細胞への作用と受容体→扱われない
  • 炎症と発熱→扱われない
  • 抗体の構造→扱われる
  • 臓器移植と免疫→扱われる

(4)生態系とその保全

  • 生産力ピラミッド→扱われる

2.方向性をどう位置付けるか

いくつかのパターンが考えられるかと。

(1)可能な限り,発展の項目も教え込んでいく。
→どう考えても後半,特に学年末に焦ることが目に見えますねw

(2)発展は発展。詳しく触れずに資料のみを提示する。
→図録のページを指示したり,参考書を与えてフォローさせたりでしょうか。
→どれくらいの生徒が取り組んでくれるか,取り組む仕組み作りがポイントかも。

ド定番のチャート式かなぁ。
まだ,詳しく中身を見ていないので,おすすめかどうか分かりません…

(3)扱われない部分を中心に扱う。
→現実的な方法の1つかもしれません。
→単元ごとに深さの差が生じることがいいことなのかな?

(4)基礎なし生物で扱われる部分は,ギャップを埋めるように内容をおさえる。
→今年度はこれを意識しました。
→基礎なし生物は内容の高度化,分量の増加が著しいので,生物基礎・基礎なし生物のギャップを埋められればというコンセプトです。
→内容をよく吟味しないと,中途半端になる危険性も…

しばらくは試行錯誤が続きそうです。

続編の記事は書けるかなぁw

新課程1年間の反省と今後(1)

高校では理科と数学が1年前倒しで新課程に入りました。
早速1年生を対象に生物基礎の授業を行ってきました。

1.苦労した部分と反省点と

苦労したのは,発展事項をどうするのか?
教えやすくするために発展の内容を加えた方がいいのですが
すべて取り入れると,時間不足に陥ってしまう…

そこで,プロジェクタを活用し
板書(純粋に黒板に書く)時間の短縮につとめました。

こんな↓感じです。

とはいえ,効率化にも限界があります。
無理をした単元があったのは事実でしたし
生徒たちの理解・定着がどの程度だったのか不安なところもあります。

あと,無意識のうちに旧課程の内容に引きずられてしまっているのが大きな反省でした。

2.来年度へ向けて修正するために意識すること

記憶が残っているうちに授業内容を修正する必要がありますね。
この↓PDFが一番参考になるかもしれません。

河合塾 Guideline 『新課程研究会レポート』

自分の今後のために単元別にメモしていきます。

(1)生物の特徴

  • 生物の共通性:「細胞」「代謝」「生殖とDNA」「恒常性」の4つ
  • 細胞の構造:核,ミトコンドリア,葉緑体,液胞以外の細胞小器官は発展で扱われる 旧課程で扱われる程度は触れておく
  • 代謝:呼吸と燃焼の違いを扱う
  • 光合成と呼吸の詳細な経路は発展で扱われる 旧課程で扱われる程度は触れておく
  • 用語の変更による混乱を起こさない 「ラン藻」→「シアノバクテリア」,「好気呼吸」→「呼吸」,「嫌気呼吸」→「発酵」など
  • 話題として「熱水噴出孔」,「光合成生物を取り込む生物」に触れる

(2)遺伝子とその働き

  • 教科書でmRNAは本文で扱われているのに,tRNAは発展扱いであったり,DNAの半保存的複製が発展扱いだったりして,内容が中途半端であるので,旧課程の生物Ⅱ程度は触れておいた方がベター
  • 体細胞分裂時のDNA量の変化を表すグラフは教科書会社によって細胞あたりと核あたりで縦軸が異なるから,両方おさえる
  • 両方おさえるために,体細胞分裂における染色体の構造の変化をていねいに扱う
  • 話題として「ヒトゲノム計画」に触れる

(3)生物の体内環境

  • 用語の変更による混乱を起こさない 「内部環境」→「体内環境」,「体液の浸透圧調節」→「体液の塩類濃度調節」など
  • 腎臓についての扱いは旧課程とあまり変化はないが,肝臓については詳しく扱われる
  • 旧課程では模試などの考察問題で扱われたⅠ型糖尿病とⅡ型糖尿病の違いがきちんと扱われる
  • 免疫について,旧課程ではほとんど扱われなかった物理的・科学的防御が扱われる
  • ヘルパーT細胞,キラーT細胞が具体的に掲載される
  • 抗原提示する細胞がマクロファージから樹状細胞へ
  • 話題として「自己免疫疾患」,「エイズ」,「アナフィラキシーショック」,「花粉症」に触れる
  • また,腎臓などの分野は基礎なし生物でも扱われない 理系の生徒に対してどこまで忘れることを許容するかも意外とポイントになるかもしれません…

(4)植生の多様性と分布

  • 用語の変更による混乱を起こさない 「植物群落」→「植生」,「植物群系」→「バイオーム」など
  • この単元で光合成曲線を遷移にからめて扱う
  • 土壌の層状構造が扱われる 「落葉層」,「腐植層」,「母材」など
  • ラウンケルの生活形や温かさの指数も発展として扱われる

(5)生態系とその保全

  • 生態系内の炭素の循環,窒素の循環を扱うが,窒素同化・窒素固定について予め学んでいなので,そこからおさえていく
  • キーストーン種が扱われる
  • 生態系の保全に関しては温室効果,酸性雨,オゾン層破壊,富栄養化,砂漠化などの環境問題が扱われる
  • 外来生物がよりくわしく 話題として「オオクチバス」に触れる

3.まとめっぽいもの

今回の改定は変化が非常に大きいので,旧課程に引きずられることは危険ですね。
もう1年,旧課程と新課程が混在していて,両方を教えなければいけない状況もあるかと。
きちんと使い分けたいですね。

新課程についてはもう少し記事を書きたいと思います。

問題集や参考書もまだ選択肢が多いとはいえません
十分な検討は少し先になりそうでしょうか?

う~ん…

今日からセンター試験が始まったので。

久々にパソコン以外のデバイスから投稿しています。

今日(2013/1/19)大学入試センター試験が始まりました。
私が担当している生物は明日の2日目です。

試験に向けてできる準備はすべて注ぎ込んできたつもり。

試験会場に向かう受験生たちに最後のメッセージを行うためにメモ。

大学入試センターが毎年発表している
『試験問題評価委員会報告書』内の『問題作成部会の見解』
これをもう一度確認することが大事でしょうな。

  • 平成24年度
  • 平成23年度
  • 平成22年度
  • で,気になるところを抜粋
    1.平成24年度

    一方で、図や表を減らしたため文章を読み解く分量が増えたこと、国語力を 問われる問題となっている可能性などが指摘された。本部会では問題文を読み解き、論理的に考 察することも必要であるとの観点から作題したが、受験者に負担が少ない、より分かりやすい作 題を心掛けたい

    作題する立場としては、問題のリード文の内容の 読解や選択肢中での消去法などによって正解に到達できるように工夫をしたところであるが、今後 も慎重に対応する必要があると考えている

    2.平成23年度

    問題文の長さは短めにしたまま、図表を用いた実験データに基づく考察問題を若干増やし、設問 数を増加させる対策をとった

    基礎的で易しすぎる知識問題がなく、知 識問題においてもいくつかの知識を総合的・段階的に問うものになっていること、また、実験や 観察に基づいてグラフやデータを読み取り、そのデータに基づいた考察問題において

    作題する立場と
    しては、問題のリード文の内容の読解並びに選択肢の中での消去法などによって正答に到達できる
    ように工夫をしたところであるが、まだ十分でないとの指摘もあり、今後も慎重に対応する必要が
    あると考えている

    3.平成22年度

    (1)基本的な生物学の概念・知識問題と、実験・考察問題を織り交ぜた構成であったこと、(2)知 識問題が幾分増加し、実験考察問題の割合は減じたこと、(3)(1)、(2)の工夫により、受験者は解答の 時間を十分に確保できていたことが予想されること、(4)これらの工夫は、結果的に「生物I」の平 均点の上昇につながったものと分析された

    というわけでこの3点でしょうか。

  • 複合する分野を横断する問題もある。特定の分野に知識を縛られないこと。
  • リード文,選択肢の慎重な読解がポイント。メリハリをつけて読むこと。
  • 遺伝が苦手な生徒ほど,第3問の遺伝で時間を取られすぎないように。慎重な読解に悪い影響を与えないこと。
  • まぁ,普段言ってることと何も変わらなかったですw
    最後の最後まで,諦めずに頑張って行きましょう!

    koboが気になる

    前回の記事でKindleユーザであることをお伝えしましたが

    koboが気になっています。

     

    という企画が楽天様から!!

    研修会に行く予定あるんだけど,もう予約済みなのよね…

     

    タイミングばっちりな方はぜひエントリーしてください。

     

    そして,楽パックを使って,koboをゲットして下さい。

    ただし,先着2000名なので,入れない可能性もありありっす。

    電子書籍端末についてメモ

    この記事は自分を含めた本当に一部の人のためのものです。

    1.以前はKindle 3(Kindle keyboard)のユーザでした。

    あれは初代iPadが脚光を浴びまくっていた時期だったと思います。

    どうしても電子インク端末を体験したくなり

    やはりKindleだろうということで

    Kindle 3を購入し,使ってました。

    こんな感じでアップデートについて記事を投稿したこともありましたし,

    ツイートをしたこともありました。

    とはいえ,英語の書籍なんて読まない(実は読めないw)ので

    本来amazonが想定する使い方はやってなかったです。

    Calibreによるニュースチェックと自炊等のPDFリーダーが主な使用目的でした。

    Kindleが日本での販売を開始した時は大喜びでした。

    Kindle 3は日本の書籍に対応していない事実に遭遇するまでは…

    2.仕方ないので現行Kindleを検討する。

    ということで,Kindle 3はビールと交換ということで海外出身の知人に譲り

    現行Kindleを購入することに。

    で,どの端末にするか…

    Kindle Paperwhite

    Kindle Paperwhite 3G

    Kindle Fire

    Kindle Fire HD 16GB などなど。

    電子インク端末一択なので,Paperwhiteで検討。

    Kindle 3は3Gモデルだったので,Paperwhiteも3Gモデルにしようと思ったのですが

    3GではamazonやWikipediaくらいしかアクセスできないので

    Wi-Fiモデルに決定。

    予約注文が遅れたので,入手まで時間がかかりました…

    3.つなぎにkoboも考えてみたが…

    発送まで待てないので,koboも考えました。

     

    新品だと割高感があるので,中古も含めて検討しました。

    結局,Kindleが意外と早く届いたので,買わなかったです。

    4.やはりCalibreは超便利。

    Calibreは電子書籍管理ソフトです。

    Kindle以外にも,koboなど,多様なハードに対応しています。

     

    ブログ等のRSSを定期的に変換してくれます。

    毎日ニュースチェックをこれで行っています。

    5.ケースはあえて非純正を使用。

    Kindle 3はケース等に入れずに裸で使ってました。

    Kindle Paperwhiteは心配だったのでケースを購入。

    Amazon Kindle Paperwhite用レザーカバー、オニックスブラック (Kindle Paperwhite専用)

     

    実物を家電量販店で見たので,質感は高いのですが

    3500円くらいはしますので,さすがに高かったです。

    みんなと同じというのも若干抵抗がありましたので,非純正品を購入。

     

    値段の割には悪くなかったです。

    ケースの開閉で電源のオン・オフもできて,便利です。

    6.PDFが読めないのか?

    今までのKindle 3と同じようにPDFを読もうと思ったのですが

    2012-12-26 06.46.43

    こんな感じでメモリ不足のメッセージが出てしまいます。

    解決の方法がないか,調べてみます。

    やはりkoboもおさえとくべきか!?

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    まぁ,デバイス増やしすぎるのもアレなので,じっくり検討します…